HOTEL RITZ MADRID |
ホテルリッツマドリード<スペイン・マドリード> |
100年という歳月が刻んだ重厚な門扉や華麗なるロビーラウンジ
いまもなおトップに君臨し続ける気品と風格に満ちた空間を愉しむ |
PUBLIC SPACE |
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左/回転扉を抜けると広がる円形のロビー。豪奢なシャンデリアやカーブを描く階段が華やかな雰囲気を放つ。
右/ロビーからはレストラン、ラウンジ、レセプションなど多方向にアクセス可能。古さを感じない機能的な動線。 |
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左/レセプションはロビー脇の小部屋に隠れるように設置されている。クラシカルな意匠が往時を偲ばせている。
右/半円形のエントランスホール。ロビーへとつながる開口部は回転扉のみで、気軽に足を踏み入れられない。 |
ROOM |
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左/客室はリノベーションされており手入れも行き届いている。クローゼットの扉の鍵が開け難いのもまた一興。
右/キングサイズのベッドにはヘッドキャノピーを設置。高い天井やシャンデリアの照明なども質感を高めている。 |
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左/ライティングデスクの意匠もクラシカル。テレビはキャビネットに入っているがソニー製の液晶テレビを採用。
右/窓際のシッティングスペース。テーブルには焼き菓子とフルーツを用意。窓は二重窓で遮音性は高かった。 |
BATH ROOM |
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左/バスルームは広々としたレイアウト。洗面台には楕円形で深めのダブルシンクが備わり、使い勝手も良好。
右/バスタブは足を伸ばすと全身が沈んでしまうほどのゆったりとしたサイズ。窓からの採光や緑も心地良い。 |
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左/バスタブの反対側に設けられたシャワーブース。表記と逆にCと書かれた蛇口をひねるとお湯が出てきた。
右/アメニティーはロクシタン。その他についてはコットンや綿棒のみで正直物足りなさを感じざるを得なかった。 |
DINING |
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左/ロビーラウンジ。高い格子天井が印象的なホテルの顔ともいうべき華やかな空間で過ごす至福の時間を。
右/ラウンジの奥にある一段下がったスペースにはバーカウンターも設置されている。夏は外でも食事が可能。 |
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左/メインダイニングのゴヤレストラン。思うほどスペースは広くないが、気品と風格に満ちた造りに圧倒される。
右/朝食はいたってシンプルな品揃え。別注文で卵料理をオーダーすることが出来る。スタッフは恭しくも機敏。 |
OTHER |
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左/ホテルの外観。聳え立つ円形の塔がシンボリックな白亜の建物は歴史的建造物としての価値も併せ持つ。
右/部屋からの眺望。プラド美術館に隣接しており、街中とは思えないほど緑が多い。アトーチャ駅へも徒歩圏。 |
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左/エントランス。鉄製の門扉が印象的な車寄せには常にドアマンが待機。夜は門扉が閉じられ防犯性も高い。
右/ホテル内はエレベーターホールや階段室など絵になる空間も数多い。廊下が薄暗いのが少し気になった。 |
IMPRESSION |
★★★★☆ |
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セザール・リッツが手掛けたホテルは3箇所のみ現存しており、そのうちのひとつがこのホテル。マドリードに滞在する目的がプラド美術館訪問と移動の中継地点であったため、美術館に隣接し、アトーチャ駅からも徒歩7〜8分の申し分ない立地に建つこのホテルを選んだが、日中ずっと留守にしていたのが悔やまれるほど。
客室の外扉やクローゼットの扉は昔ながらの鍵を差して回すタイプで、スタッフでもスッとは開けられない状態だったが、それも歴史の一部と感じ取ることができるほど、優雅な気分にさせてくれるのは間違いない。 |
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